ホームページにブログは本当に必要か|更新していない会社に起きること

「ブログって、やっぱり書いた方がいいんでしょうか」
ホームページのご相談をいただくとき、かなりの確率で出てくる質問です。
作ったときにブログ機能は付けた。最初の2〜3本は書いた。そこから1年以上止まっている。そういう会社さんは、実際とても多いです。
この記事では、ブログが必要なのかどうかを、いったん冷静に整理します。そのうえで、更新が止まっているとどうなるのか、続けるにはどうすればいいのかまでお話しします。
結論:全社に必要なわけではありません
先に結論を申し上げます。
ブログは、すべての会社に必要なものではありません。
ただし、次のどれかに当てはまる会社には、はっきり効きます。
- 問い合わせの前に、お客様が調べてから来る商売
- 地域名や商品名で検索されたい
- 単価が高く、信頼されてから相談されたい
- 営業の人数が少なく、人脈以外の入口が欲しい
逆に、次のような会社は優先順位が低いです。
- 紹介だけで十分に仕事が回っている
- 取引先が固定で、新規を取る必要がない
- 急ぎで探される商売(鍵の紛失、水漏れなど) この場合はGoogleマップ対策の方が先に効きます
「やった方がいい」と言われたからやる、が一番続きません。まず自社がどちらなのかを決めてください。
更新が止まると、実際に何が起きるのか
必要かどうかの前に、止まっている状態そのものに困っている会社が多いので、そちらを先に整理します。
① 検索に引っかかる入口が増えない
会社のホームページは、たいてい10ページ前後です。トップ、会社概要、サービス、実績、よくある質問、お問い合わせ。だいたいこのあたりで揃ってしまいます。
この10ページで拾える検索の言葉は、どうしても限られます。「会社名」か「業種+地域」くらいです。
記事を1本書くと、検索の入口が1つ増えます。30本書けば、ページ数は4倍になります。
ここで大事なのは、本数ではなく「言葉の幅」です。お客様が実際に打ち込む言葉は、会社が思っているより具体的です。
- 会社が想定する言葉 「外壁塗装」
- 実際に打たれる言葉 「外壁 塗り替え 時期 15年」
「外壁塗装 見積もり 相場 30坪」
「外壁 ひび割れ 放置 どうなる」
この具体的な言葉は、サービスページでは拾えません。記事でしか受け止められない部分です。
② 「今も営業しているのか」が伝わらない
これは検索の話ではなく、見た人の印象の話です。
お知らせの最終更新が3年前で止まっているサイトを見たとき、多くの人が一度考えます。「この会社、今もやっているのかな」と。
電話する直前に不安になる要素があると、それだけで候補から外れます。技術力や価格の前の段階で落ちているので、落ちたことにも気づけません。
③ 会う前に信頼される機会を失う
単価が高い商売ほど、お客様は会う前に調べます。
そのとき、きちんと書かれた記事が1本でもあると、印象が変わります。
- 記事がない 価格とデザインだけで比較される
- 記事がある 「ここは分かっている人がいそうだ」と思ってもらえる
商談の入口の温度が違ってきます。営業の方なら、この差は実感としてわかると思います。
④ AIの回答に出てこない
ここ1〜2年で大きく変わった部分です。
ChatGPTなどのAIに「〇〇市で△△を頼めるところは」と聞く人が増えました。AIはウェブ上の文章を読んで答えています。
自社について書かれた文章がネット上に少なければ、AIは答えようがありません。記事は、検索エンジンだけでなくAIに対しても材料になります。
よくある誤解
「毎日書かないと意味がない」
そんなことはありません。
毎日書いて3ヶ月で止まるより、月2本を2年続ける方が結果が出ます。記事は消えずに残り、積み上がっていくものだからです。
「日記のようなものを書けばいい」
これは効きません。
- ❌ 「今日は現場に行きました。暑かったです」
- ⭕ 「夏場の施工で気をつけていること」
お客様が検索する言葉で書かれているかが分かれ目です。社内の出来事は、検索されません。
「文字数が多いほど上位に出る」
文字数は順位を決める要素ではありません。
長い記事が上位にいることは多いですが、それは答えきった結果として長くなっているだけです。水増しした長文は評価されません。
「書けばすぐ順位が上がる」
早くて3ヶ月、通常は半年から1年かかります。
ここを知らずに始めると、2ヶ月目でやめます。止めると積み上がらないので、結果的に何も残りません。
続けるために決めておくこと
ブログが続かない理由は、やる気ではありません。決め事がないことがほとんどです。
① 本数より「間隔」を決める
- ❌ 「時間があるときに書く」 → 書かない
- ⭕ 「毎月第2水曜に1本」 → 続く
月1本でも構いません。間隔が決まっていることの方が大事です。
② ネタを先に1年分出しておく
毎回「何を書こう」から始めると、そこで止まります。
- お客様によく聞かれる質問 10個
- 過去に説明して納得された話 10個
- 季節で変わる話 4つ
これだけで24本分になります。思いついたときにメモしておくだけで、ネタ切れはほぼ防げます。
③ 1記事1テーマにする
あれもこれも書こうとすると、書き終わりません。「これだけ伝われば合格」を1つ決めてください。
④ 書く人を決める
社内の誰が書くのか。空いている人が書く体制は、必ず止まります。
それでも続かない場合
ここまで読んで、「理屈はわかるが、うちでは無理そうだ」と感じた方も多いと思います。
それは当然です。本業がある会社にとって、文章を書く時間を毎月確保するのは簡単ではありません。
その場合は、選択肢は3つです。
- やらない ブログは諦めて、別の集客に集中する。紹介で回っている会社、急ぎで探される商売に向いています
- 社内で続ける 担当と日程を決めて運用する。書ける人がいて、時間を確保できる会社に向いています
- 代行する 外部に依頼する。必要性は感じているが、時間が取れない会社に向いています
「やらない」も立派な判断です。中途半端に3本書いて止めるくらいなら、最初からやらない方がきれいです。
ただ、必要性を感じているのに時間がないというケースが一番多く、そしてそれが一番もったいない状態です。
Laiwebでは、キーワード選びから記事の作成、投稿までを月額5,000円(税別)からお引き受けしています。AIで下書きを作り、担当者が内容を確認して仕上げる形なので、公開前にご確認いただけます。
まとめ
- ブログは全社に必要なものではない。自社が必要な側かをまず決める
- 更新が止まると、入口が増えない・営業しているか伝わらない・AIに出てこない
- 毎日書く必要はない。月1〜2本を続ける方が結果が出る
- 続かない理由はやる気ではなく、決め事がないこと
- 時間が取れないなら、やらないか、代行するかをはっきり決める


